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工事車両が公道で死亡事故──自社の車両運行とドライバー管理は確認できていますか

はじめに

報道によると、2026年7月に福岡県内の国道で、ダンプカーが対向のトラックと正面衝突し、トラックの運転手が死亡する事故が起きました。現時点で公表されている情報では、事故の直前にダンプが逆走していたとの通報が複数あったとされています。

何が起きたのか

報道によると、朝の時間帯に幹線道路でダンプカーと準中型トラックが正面衝突し、トラックを運転していた男性が亡くなり、ダンプの運転手も軽いけがを負ったとされています。警察は逆走の可能性も含めて経緯を調べているとされ、原因や責任は現時点で確定していません。工事や運搬に使う大型車両が、現場の外である公道で第三者を巻き込む事故につながった一例です。

中小建設会社への影響

建設会社にとって、事故のリスクは現場の中だけにあるのではありません。ダンプやミキサー車、重機を運ぶ車両が公道を走る以上、第三者を死傷させれば、多額の賠償責任や刑事責任、取引先からの信用低下、車両の稼働停止による工程の遅れといった経営そのものへの打撃につながります。運転者の体調や長時間労働、車両整備の状態は、そのまま会社のリスクに直結します。

経営者が確認したい3つのポイント

運行前の点呼と体調確認の仕組みがあるか
ドライバーの体調・睡眠・アルコールの確認を、口頭だけでなく記録に残す運用になっているかを見直しましょう。

長時間労働・連続運転の管理ができているか
納期に追われて無理な運行計画になっていないか、休憩や交代のルールが実態に合っているかを確認します。

車両の始業前点検と整備記録が形だけになっていないか
ブレーキ・タイヤ・灯火などの点検が習慣として機能し、整備の履歴が残っているかを改めて点検しましょう。

まとめ

現場の安全と同じように、公道を走る自社車両の運行管理も経営を左右します。自社ではどうか、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

改正建設業法の実務対応が本格化──自社の見積り・工期は新ルールに沿っていますか

はじめに

現時点で公表されている情報では、2025年12月に全面施行された改正建設業法をめぐり、2026年は中小の建設会社でも実務対応が本格化する局面を迎えています。日々の見積りや契約の進め方に関わる新しいルールが加わっており、これまでのやり方の見直しが求められています。

何が起きたのか

改正では、著しく低い労務費による見積りや、無理に短い工期での契約が制限され、見積書に労務費の内訳を示すことなどが求められる方向とされています。あわせて、発注する側が不当な値下げや短工期を求める行為も対象に含まれると説明されています。従来の「安く・短く」を前提とした受注のやり方が、そのままでは通りにくくなる内容です。

中小建設会社への影響

影響として大きいのは、見積りと契約の実務を新しいルールに合わせて見直す必要が生じる点です。内訳の示し方や工期の考え方が従来のままだと、取引先との調整や書類の整備に手間がかかる場面が増えかねません。ルールに沿わない対応が続けば、指導や処分の対象となり、その後の受注や信用に影響が及ぶ可能性も指摘されています。

経営者が確認したい3つのポイント

見積書に労務費の内訳を示せる形になっているか
金額の総額だけでなく、労務費が分かる形で書き出せるか、自社の見積書の様式を確認しておきましょう。

提示・受注している工期に無理がないか
短すぎる工期は残業や安全面のしわ寄せにつながります。現場の実態に合った工期になっているか点検が必要です。

発注者・下請とのやり取りが書面で残っているか
値下げや工期の依頼を含め、条件のやり取りを書面やデータで残す運用になっているか確認しておくと安心です。

まとめ

制度の移行期は、日々の見積りや契約の中に見直しの余地が残りがちです。自社の実務が新しいルールに沿っているか、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

建設業の倒産が上半期で過去最多水準──自社の価格転嫁と資金繰りは確認できていますか

はじめに

報道によると、民間信用調査会社が公表した2026年上半期の調査で、建設業の倒産が半期ベースで過去最多の水準に達したことが明らかになりました。物価高や人件費の上昇を背景とした倒産が目立っており、中小の建設会社にとっても他人事ではない状況です。

何が起きたのか

現時点で公表されている情報では、資材価格の高騰を要因とする倒産が全体の約4割を占め、鋼材や木材、コンクリートなどの値上がりが経営を圧迫したとされています。加えて、若手の入職減少と職人の高齢化による人手不足、外注費や人件費の上昇も重なりました。特に木造建築の分野では、前年同期から倒産が大きく増えたと報じられています。

中小建設会社への影響

資材や人件費の上昇分を請負金額に反映できないまま工事を続ければ、受注が増えても利益が残らず、資金繰りが一気に苦しくなります。特に手持ち資金の薄い中小企業では、一つの現場の採算悪化や入金の遅れが経営全体を揺るがしかねません。価格転嫁の遅れは、じわじわと経営体力を削る要因になります。

経営者が確認したい3つのポイント

見積り時の原価と最新の実勢価格の差を把握しているか
資材費や労務費が見積り時からどれだけ上がっているかを工事ごとに確認し、差が大きい案件は早めに発注者と協議する。

価格転嫁や工期の協議を記録に残しているか
改正建設業法では無理な工期や不当な取引が問題視されます。値上げの交渉や工期の合意は、書面やメールで残しておく。

資金繰り表で数か月先の入出金を見通せているか
受注残があっても、入金までの資金が続くかは別問題です。数か月先までの資金繰りを定期的に更新し、早めに金融機関へ相談できる状態にしておく。

まとめ

倒産の増加は一部の企業だけの問題ではなく、業界全体の環境変化の表れです。自社の採算と資金繰りはどうか、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

工事中のガス管・地下埋設物の損傷事故──自社の事前確認と近隣対応は準備できていますか

はじめに

現時点で公表されている情報では、経済産業省は2026年3月、建設工事に伴うガス管の損傷事故を防ぐため、関係省庁や業界団体へ協力を呼びかけました。報道によると、過去5年間で工事に伴うガス管損傷は561件、負傷者は41名にのぼるとされています。

何が起きたのか

解体・改装・掘削・水道工事などの現場では、地中や壁の内側にあるガス管や水道管といった埋設物を、作業中に誤って傷つけてしまう事故が毎年一定数発生しています。ガスの噴出や漏水は、現場の外にいる通行人や近隣の建物・車両など、第三者へ被害が及ぶおそれがあります。背景として、事前の位置確認が十分でなかった例や、図面と実際の埋設状況が食い違っていた例が指摘されていますが、原因の断定は避けられています。

中小建設会社への影響

こうした埋設物の損傷は、労働災害とは別に、第三者への賠償責任という重い経営リスクにつながります。ガス漏れによる近隣避難や停電、断水が起きれば、工事の中断や工期の遅れは避けられず、対応の遅れはさらに損害を広げかねません。地域に根ざす中小建設会社にとっては、こうした事故が信用の低下に直結する点も見過ごせません。

経営者が確認したい3つのポイント

着工前の埋設物調査と事前照会
掘削や解体の前に、ガス・水道・電気などの埋設物の有無を関係事業者へ問い合わせる手順が、自社のルールとして定着しているか確認しましょう。

図面と現況の照合・試掘の実施
古い図面と実際の埋設状況がずれることは珍しくありません。必要に応じた試掘や事業者の立会いを、現場任せにせず標準化できているか見直しましょう。

損傷時の緊急連絡・応急対応フロー
万一損傷させた場合に、直ちに施工を止め、誰がどこへ連絡し近隣にどう対応するかを、現場の全員が把握できているか確認しましょう。

まとめ

地下の埋設物は目に見えず、事前の備えがそのまま第三者被害の防止につながります。自社の着工前確認と緊急時対応が整っているか、改めて確認してみてはいかがでしょうか。

前例のない工法で解体作業中に事故──自社の「初めての作業」はリスク評価できていますか

はじめに

報道によると、川崎市の製鉄所で今春に発生したクレーン解体工事中の転落事故で、行方不明となっていた作業員のものとみられる遺体が、2026年7月に現場付近の海中で発見されたと伝えられています。発生から3カ月を経てもなお影響が続く重大な事故であり、解体・重機作業を扱う建設会社にとって改めて考えさせられる出来事です。

何が起きたのか

現時点で公表されている情報では、事故は高所にあるクレーンの重り部分を解体する作業中に起き、作業員が高さ約35メートルから転落したとされています。報道では、現場の構造上の制約から、重りを地上に降ろさずに高所で削る、前例の少ない工法が採られていたと伝えられています。原因や責任の所在は調査中とされ、断定はできませんが、通常とは異なる作業手順であった点が注目されています。

中小建設会社への影響

解体や重機作業は、現場ごとに条件が異なり「前例のない作業」に直面する場面が少なくありません。こうした際、十分なリスク評価をしないまま作業を進めると、重大災害につながるおそれがあります。ひとたび事故が起きれば、人的被害に加え、工事の長期中断、発注者や地域からの信用低下、行政による調査対応など、経営面への影響は広範囲に及びます。規模の小さい会社ほど、その打撃は経営を揺るがしかねません。

経営者が確認したい3つのポイント

「初めての工法・作業」の事前確認ルールがあるか
過去に実績のない作業を行う際、着手前に危険性を洗い出し、経営層や現場責任者が内容を確認する仕組みが社内にあるかを見直しましょう。

高所・重量物作業の墜落防止措置は十分か
安全帯や足場、立入禁止範囲の設定など、高所で重量物を扱う作業の基本的な保護措置が実際に守られているかを現場で確認します。

元請・下請の役割分担と情報共有ができているか
誰がどこまで安全を管理するのか、作業手順や危険情報が関係者全員に共有されているかを、書面と現場の両面で点検しておきましょう。

まとめ

前例のない作業ほど、立ち止まって危険を見極める姿勢が問われます。自社の現場では「初めての作業」を安全に進める備えができているか、確認してみてはいかがでしょうか。

愛知県で建設業4社が営業停止に──自社の許可要件と法令順守は確認できていますか

はじめに

報道によると、愛知県は2026年7月3日付で、県内の建設業者4社に対し建設業法に基づく営業停止処分を行ったことを公表しました。現時点で公表されている情報では、いずれも一定期間、営業活動が制限されることになります。

何が起きたのか

建設業法は、都道府県知事などが建設業者に対し「指示」「営業停止」「許可の取消」といった監督処分を行えると定めています。今回公表されたのは営業停止で、対象期間中は新たな請負契約の締結や見積りといった営業活動が制限されます。個別の理由や事情を断定することはできませんが、監督処分は行政の公式サイトで社名とともに公表される点が特徴です。

中小建設会社への影響

営業停止は、期間中の受注機会を失うだけでなく、進行中の工事や元請・取引先との信頼関係にも影響します。処分内容は公表され、公共工事の指名停止につながることもあるため、信用低下という経営リスクが大きいのが実情です。とくに中小企業では、一時的な営業停止が資金繰りや従業員の雇用に直結しやすい点に注意が必要です。

経営者が確認したい3つのポイント

許可要件は今も満たされているか
経営業務の管理責任者や専任技術者が退職・異動などで欠けていないか、常勤性も含めて確認します。

契約・下請の手続きは適正か
無許可業者への発注や一括下請負になっていないか、契約書や見積りの手続きが法令どおりかを点検します。

各種届出を期限内に出せているか
変更届や決算変更届などの届出漏れは、思わぬ処分や許可更新の支障につながります。

まとめ

行政処分は決して他人事ではありません。自社の許可要件や日々の契約・届出の手続きが適正か、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

設備・機械の点検作業中に「挟まれ」死亡──自社の点検時の安全確認はできていますか

はじめに

報道によると、2026年7月11日、愛知県南知多町の会社倉庫で、搬送機械の点検作業をしていた男性が機械に挟まれて亡くなる事故が起きました。建設業でも重機やクレーン、仮設設備の点検・整備は日常的に行われており、決して他人事ではない事例です。

何が起きたのか

現時点で公表されている情報では、被災したのは外部から点検に訪れていた41歳の作業員で、スタッカークレーン(製品を運ぶ搬送機械)のワイヤー巻き取り部と足場の間の、わずか約15センチのすき間に上半身を挟まれたとされています。4人で点検にあたっていたとの報道もあります。原因や責任の所在は現在調査中で、断定はできません。

中小建設会社への影響

建設業では、自社の重機や仮設設備だけでなく、外部の点検業者や協力会社が自社の現場・敷地内で作業する場面が数多くあります。こうした場面で協力会社や第三者の作業員が被災すると、労働災害としての対応に加え、高額な賠償責任による経営状況悪化や信用の低下、工事の中断といった経営面のリスクにもつながりかねません。

経営者が確認したい3つのポイント

点検・整備時に機械を確実に止められているか
電源を切り、不意に動き出さない仕組み(ロックアウト)が徹底されているかを確認する。

外部業者が入る際に危険箇所を共有できているか
自社の設備を外部が点検する場合でも、すき間や挟まれのリスクを事前に伝え合えているか。

「はさまれ・巻き込まれ」の危険箇所を洗い出せているか
現場や倉庫のクレーン・搬送設備で、体が入るすき間や可動部を点検リスト化しているか。

まとめ

点検や整備は事故が起きにくいと思われがちですが、可動部のある機械には常に挟まれの危険があります。自社ではどうか、確認してみてはいかがでしょうか。

河川工事の擁壁崩れで作業員が死亡──自社の掘削・土留め作業の安全は確認できていますか

はじめに

報道によると、岐阜県可児市で県が発注した河川改修工事の現場において、擁壁が崩れて作業員1人が巻き込まれ、死亡する事故が起きました(2025年5月)。掘削や土留めを伴う工事は建設業で日常的に行われており、決して他人事ではない事例です。過去の事例から、自社の安全管理を見直すきっかけにしたい一件です。

何が起きたのか

現時点で公表されている情報では、朝の作業中に工事現場の擁壁が崩れ、近くにいた作業員が巻き込まれたとされています。事故の原因や責任の所在について、ここで断定することはできません。ただ一般論として、掘削や土留め、法面(のりめん)を伴う作業は、地盤や構造物の状態によっては短時間で崩落が起こり得る点に注意が必要です。

中小建設会社への影響

掘削や土留めを伴う工事は、規模の大小を問わず多くの中小建設会社が手がけています。崩落は一瞬で重大災害につながり、人命はもちろん、工事の中断や信用の低下といった経営面への影響も避けられません。労働安全衛生法では、一定規模以上の掘削で作業主任者の選任や土止め支保工の点検などが求められており、日々の運用が問われます。

経営者が確認したい3つのポイント

掘削・土留めの計画と点検体制
作業主任者が選任され、掘削面や土止め支保工の点検が作業前・作業中に行われる仕組みになっているかを確認します。

崩落の予兆確認と退避ルール
ひび割れや湧水、地盤の緩みなどの予兆をどう見つけ、危険時に誰がどう退避を指示するかが決まっているかを見直します。

作業手順の周知と教育
手順が現場の全員に共有され、経験の浅い作業員にも危険箇所が伝わっているかを点検します。

まとめ

掘削・土留め作業の点検体制や退避ルールが自社で機能しているか、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

熱中症対策が法律で義務化されて1年。建設現場での対応、本当に整っていますか?

はじめに

報道および厚生労働省の公表情報によると、令和7年(2025年)6月1日に労働安全衛生規則が改正され、職場における熱中症対策が一部の事業者に義務化されました。施行から1年が経過した現在、建設業では依然として全業種の中で最も多くの熱中症による死傷者が発生しているとされており、改めて対策の徹底が求められています。

何が起きたのか

現時点で公表されている情報では、改正労働安全衛生規則において、WBGT(湿球黒球温度)28度以上または気温31度以上の環境で、継続1時間以上または1日4時間を超える作業を行う事業者に対し、「報告体制の整備」「対応手順の作成」「関係者への周知」が義務付けられました。また令和8年(2026年)3月には厚生労働省が新たな「職場における熱中症防止ガイドライン」を策定しており、求められる対策水準がさらに引き上げられています。義務違反には、6か月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される可能性があります。

中小建設会社への影響

建設現場は屋外かつ身体を使う作業が多く、夏季の熱中症リスクは他業種と比較して特に高い環境です。厚生労働省の統計によれば、建設業は熱中症死傷者数が全業種の中で最も多く、死亡者においても同様の傾向が見られます。法令上の義務化に加え、2026年3月策定のガイドラインへの対応も求められており、「以前からの慣習で対応してきた」という体制では不十分となるケースが出てきています。現場任せにせず、会社として仕組みを整える必要があります。

経営者が確認したい3つのポイント

「誰が・どこに報告するか」を文書で決めているか
熱中症の疑いがある作業員を発見した際の報告ルートと対応手順を、事業場ごとに書面で定めることが義務化されています。口頭での申し合わせだけでは法令上の要件を満たさない可能性があります。現場ごとに手順書が作成・周知されているか確認してください。

WBGT(暑さ指数)を現場で把握できているか
対策義務が発生する目安となるWBGT値を現場で計測・確認できる体制があるか見直してください。スマートフォンのアプリや簡易測定器を活用している企業も増えています。「気温だけで判断している」という場合は対応が必要です。

2026年3月の新ガイドラインの内容を確認しているか
厚生労働省が2026年3月に改定した熱中症防止ガイドラインでは、これまでの「早期発見・対処」に加え「発症そのものの抑制」が重点事項として加わりました。自社の安全管理規程やマニュアルが新ガイドラインに対応した内容になっているか確認することをお勧めします。

まとめ

熱中症対策は「気をつけよう」という掛け声から、法的な義務へと変わっています。自社の現場体制が法令・ガイドラインに沿っているか、この機会に確認してみてはいかがでしょうか。

自社の経営体力は大丈夫か?建設業の倒産が12年ぶり2,000件超え、中部地域は特に深刻

はじめに

報道によると、帝国データバンクが2026年1月に発表した調査では、2025年の建設業倒産件数が前年比6.9%増の2,021件となり、2013年以来12年ぶりに2,000件を超えたことが明らかになりました。特に中部地域(愛知・岐阜・三重など)では前年比17.8%増の291件と、全国9地域の中で最も大きな増加幅を示しています。

何が起きたのか

現時点で公表されている情報では、倒産増加の主な要因として、人件費の上昇、建材価格の高止まり、工期延長によるコスト増が重なり、請負単価への転嫁が追いつかない状況が続いていることが挙げられています。「人手不足倒産」は前年比14.1%増の113件、「物価高倒産」は240件に上りました。また、東京商工リサーチによると、倒産以外の「休廃業・解散」も初めて1万件を突破しています。倒産企業の約58%は負債5,000万円未満の中小・零細業者が占めています。

中小建設会社への影響

愛知県を含む中部地域は全国で最も倒産増加率が高く、地域の中小建設会社にとって他人事ではない状況です。倒産企業の多くは売上を伸ばしながらも手元資金が不足し、運転資金が確保できずに行き詰まるケースが目立ちます。また、経営者の平均年齢が60.3歳と高齢化が進んでいる中、後継者不在のまま廃業に至る企業も増えており、取引先の急な廃業が自社の工程や資金繰りに影響するリスクも無視できません。

経営者が確認したい3つのポイント

手元資金と月商の比率を確認する
売上があっても倒産するケースが増えています。月商の何ヶ月分の運転資金が手元にあるか、改めて確認してみましょう。資金繰り表を作成していない場合は、今すぐ着手することをお勧めします。

主要取引先・外注先の経営状況を把握する
取引先や下請け業者の突然の廃業は、工程遅延や未収金のリスクに直結します。長年の付き合いに頼らず、定期的に取引先の財務状況や経営継続意欲を確認する習慣をつけることが重要です。

コスト増を契約に反映できる仕組みがあるか確認する
2025年12月に全面施行された改正建設業法では、資材価格変動に対応した請負代金の変更協議が契約事項に加わりました。既存の取引慣行や契約書がこの新しいルールに対応しているか、確認しておきましょう。

まとめ

建設業の経営環境は引き続き厳しい状況が続いています。自社の資金繰り・取引先リスク・契約内容について、この機会に改めて確認してみてはいかがでしょうか。

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